サンパン(sanpam)詳細解説
搭乗可能人数:5人
1番席なし
2〜5番席手持ち武器
解説
映画でお馴染み、ベトコンの水上移動手段です。この船はスクーターと同じく、戦闘を目的につくられた物ではないのでビークル自体に攻撃手段が無く、座席からの手持ち火器のみ。

サンパンの歴史は古く、筏から発展した物と考えられ紀元前の時点で、既に現在のサンパンと非常に近い形をしていました。また、この「サンパン」という名前ですが、あまりに古過ぎて語源が不明です。「サンパン」は中国から東南アジアで使われる小船の事を指しますが北海道で、サンパンのような小型船を「三半舟」(さんぱんぶね)と呼びます。また古くから東京の下町やその周辺地域などでは、運河を渡る小さな船を「笹葉舟」(さっぱぶね)と呼んだりもします。

ベトナム人は、ベトナム特有の湿地帯でこのサンパンを最大限に活用しました。木製のため非常に軽く、水深の浅いところでも座礁しないため漁(ベトナムの河川は色々な魚が捕れる、メコンデルタの海老は有名。ベトナム旅行に行ったら食べましょう)や交通手段、移動式マイホーム。ある時は売春宿と、ベトナム人には無くてはならない物です。

現在、多くのサンパンにエンジンが搭載されていますが複雑で狭い河川を通過するさい等のために、手漕き用の棒も使用します。ベトナムに行くと、観光客用にサンパンに乗れるので、自分で漕いでみるのもベトコンの気分になれて面白いかもしれません。棒は屋根の骨組みに収容されている事が多いようです。

ゲーム中、戦闘を忘れサンパンで河川を航行するのも、なかなか風流でよいものです。

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