Mi-8詳細解説
搭乗可能人数:2人
1番席:<P>対地ミサイル(30) <S>対地ミサイル(30)
2番席:<P>グレネード(20) <S>機銃(400)
適当なので後日修整!
解説
Mi-8、通称ヒップ。

ベトナム軍の兵員輸送ヘリ兼攻撃ヘリです。ソ連のヘリ開発にはMi系とKa系があり、それぞれ別の研究所で開発しMi系は大型の輸送攻撃ヘリの開発、Ka系は純粋な戦闘ヘリの開発を目指し、特徴的なツインローターの大御所となっています。ヘリの墜落原因のトップが、テールローターの損傷によるもので小銃の銃撃で破損する事もある言わばヘリ最大の弱点ですが、ツインローター採用によりテールローターを排除したKaシリーズは墜落率が大幅に減る結果となります。

さて、Mi-8の特徴は兵員を輸送できる攻撃ヘリという点です。ソ連のヘリ戦術思考は、攻撃可能な輸送ヘリで前線に兵員を降ろし、その後圧倒的な火力で地上部隊を援護するというものでしたが、歴史上この戦術が上手くいった事は数える程しかなくまた、兵員が乗るスペースの為に推進用のエンジンとローターエンジンが密接になり被弾した際に片方のエンジンがダメージを受けると、もう片方のエンジンも損傷を受けてしまい帰還率が非常に低く、墜落時の人的被害が非常に大きくなります。自らの過ちを認めたのかソ連は後継機ハインドを最後に、輸送と攻撃を兼ねたヘリの開発はしなくなったようです。開発していたとしても、以前ほど大量に導入はしないでしょう。(ちなみにハインドでF16、2機を撃墜するのは絶対無理なのでやめましょう)

Mi-8を初めとする輸送攻撃ヘリが撃墜されやすい要員としてその役目柄、最前線で戦闘をするには機動性が低すぎる点が大きくさらに、お世辞にも電子戦で優れているとは言えず西側の戦闘特化ヘリやスティンガー(歩兵携行型対空ミサイル)のいい的になってしまう為です。実際、BFVでも兵員輸送の為に降下などすれば、UH-1のような機動性がないMi-8は即座に大打撃を受けるのは歴史が示す通りであり、戦術思考の誤りは否定できません。

しかし、Mi-8はコストの安さ、安定した飛行性能から最も大量に作られたヘリの一つで、間違いなくベストセラーヘリと呼べます。また、その高い輸送能力で最大24人の兵員を輸送可能であり汎用ヘリとしては、非常によく出来た傑作ヘリでしょう。

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